HOME » 知っておきたい中絶手術の気になる7つのこと » 20代の中絶について
日本での人工中絶件数は全体では減少傾向にあります。しかし、中絶を行った人を年齢別にみると「20~24歳」が最も多く、次いで「25~29歳」と20代の中絶件数が多数を占めています。全体での中絶件数が減っていることは、普段から自身の行動について意識する人が増えた証拠でもあります。しかしながら依然として20代の中絶件数は高い推移であることは確かです。
ある東京のレディースクリニックが人工中絶を行った人へアンケートを行ったところ、中絶に至った理由について「パートナーが産みたくないと言った」という理由が最も多いことがわかっています。理由としては「現在のパートナーとの育児を考えられなかった」、「仕事に差し支えがある」などが多く挙げられました。このことから、中絶を選択した今回の妊娠は、互いに「予定外の妊娠」であったことがわかります。パートナーとの避妊や妊娠について、日ごろから話し合いが持てていない人が多いようです。
避妊をしなかった理由についての1位が「安全日だと思った」というもの。ところで、安全日とはいったいいつなのでしょうか?妊娠しづらい時期はいつだと思うのかをアンケート調査したところ「生理直前」と答えた人が38%、「生理中」が34%、「生理直後」が23%と意見が分かれる結果に。安全日だと思って避妊をせず、予定外の妊娠をしてしまった人もいるようです。
また、避妊をしなかった理由はほかにも「膣外射精をしていた」という意見がありました。注意してほしいのは、膣外射精は避妊方法ではないということ。安全日+膣外射精であれば大丈夫だろうという安易な考えを持つ人もまだまだ多くいるのが現状です。
そして注目したいのが、避妊をしない理由として「雰囲気が悪くなるから」という回答が女性にのみあったこと。この回答が女性だけあることから、コミュニケーション不足や相手主体の性交渉が日常的であったことが伺えます。
欲しい情報があればすぐに手に入れられる便利な世の中です。ですが、なかには間違った情報があるのも事実。すべて鵜呑みにせず、なにが正しいのかを見極める癖をつけておきましょう。「周りも同じようにやっているから…」という理由では、自分も相手も傷つく結果となります。「危ない!」と思ったら、緊急避妊ピルを飲むという選択肢もあります。
それから避妊や妊娠することについて、自分の意思をパートナーにしっかり伝えることや、互いにコミュニケーションをとることを意識しましょう。望まない妊娠は、互いの関係性を壊してしまう可能性もあります。日ごろから話し合う機会を持ち、互いを尊重しあう関係を築いていくことが自分や相手を守ることにつながります。
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